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マリア布教修道女会

四旬節 ― いのちへと向かう回心の道

アヤラエンリケタ
187
2026年02月18日

四旬節は、人生の本質に立ち返り、回心の道を歩むための大切な時です。回心とは、行いを少し変えることだけではなく、ものの見方、考え方、生き方そのものが変えられていくことです。

この時期に読まれる福音は、人間の内面の歩みを描いています。渇きから出会いへ、闇から光へ、恐れから希望へ。これは、信仰の有無にかかわらず、すべての人が歩むことのできる心の道です。

回心の第一歩は、自分の人生をありのままに見ることです。

福音には、水をくみに来た一人の女性が登場します。彼女は水だけでなく、心の奥深いところで何かを求めていました。そこに、私たち自身の姿も重なります。満たされない思い、迷い、心の疲れ。

「見る」とは、自分に足りないものを素直に認め、助けが必要であることを受け入れることです。

次に招かれるのは、見方が変えられていく体験です。

福音は、目の見えなかった人が少しずつ見えるようになっていく物語を語ります。それは、目だけでなく、心の目が開かれていく過程です。

回心とは、人生を別の角度から見直し、思い込みや偏見に気づき、問い直していくことです。信じるとは、考えることをやめることではなく、真理に向かって心を開き続けることなのです。

回心の道は、具体的な行動へと導かれます。

福音は、大切な人を失う悲しみの中で、「外に出なさい」「生きなさい」と呼びかける声を伝えます。

行動するとは、恐れや執着から一歩踏み出し、関係を回復し、いのちを選び取ることです。小さな一歩でも、希望をもって生きる決断が、回心を現実のものにします。

四旬節は、渇きに気づき、光に照らされ、いのちを選ぶ回心の道です。

それは、完璧な人のための道ではなく、より意味のある人生を求めるすべての人に開かれています。

心に立ち返ることは、よりよく生きることを学び直すことなのです。